レゴを動かせる⁉︎ソニー発売予定の新感覚おもちゃ『toio』に注目!

「つくって、あそんで、ひらめいて。」五感で遊べるおもちゃ『toio』を発表!

出典:first-flight.sony

以前からソニーが「不思議なおもちゃ」を作っていると、巷で噂になっていましたが、ついに2017年6月1日に、動かしながら遊べるインタラクティブなおもちゃ「toio」が発表されました。初回限定セットは即日売り切れという大人気で、話題を呼んでいます。発売日は2017年12月1日を予定しいているとのことで、待ちきれずにソワソワしている人たちも少なからずいるのではないでしょうか。

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「toio」は、子どもたち自身の五感創意工夫によって遊べる・学べる、体感型のトイ・プラットフォームで、別売りの対応タイトルと組み合わせることで、バトル、レース、アクション、スポーツ、アート、プログラミング発想のパズル、工作などを直接触りながら楽しめるのだそう。

▼「toio」コンセプトムービー


動かない人形やおもちゃが「動く」ものとなる

子どもは通常は、動かない人形やおもちゃにも「想像」で命を持たせ、ごっこ遊び等クリエイティブに遊びを生み出していくものですが、「toio」 をそこに登場させることにより、動かない人形やおもちゃが「動く」ものとなり、さらに想像力と創意工夫を刺激し、そこから発展する遊びを提供する、というコンセプトになっているのです。

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画面の中のゲームではなく、実際に動くキューブを使うことで、たとえばキューブの上に紙工作やレゴを載せて物理的な属性を変えたり、コントローラではなくキューブを手で持って動かすなど、さまざまな使い方が可能です。

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「リアルな遊びが未来をつくる」をビジョンにして生み出された

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ソニーが強調するのは子ども自身が生み出す「創意工夫の楽しさ」。遊び方の基本は、カートリッジやマットや工作キットがセットになった対応タイトルとして販売する一方で、遊ぶ主役の子どもたちが手を動かして工作や工夫をすることで、新しい遊び方を生み出せる、ということです。

「toio」はソニーの新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program」から誕生した新製品で、「リアルな遊びが未来をつくる」をビジョンに掲げ、今後もテクノロジーを通じて子どもたちが試行錯誤を楽しみながら創意工夫する心を育むエンタテインメント、を提供していくという心意気を掲げています。

それは、工夫する心に火がつく体感トイ。

手を動かして遊ぶ。考えながら夢中になる。
偶然の発見が、もっともっと!を次々と引き出していく。
夢中になる瞬間、ひらめく喜び。
未来をつくる子どもたちに、”創意工夫の原体験”を。(出典:first-flight.sony.com)

 「toio」は、テレビやタブレット、スマホにあるような画面に依存しない遊び方で、モバイルネイティブの世代の子どもたちにも、レゴや紙を使った五感を活かした遊びに親しみを持ってもらいたい考えのようです。

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子どもの自発的で創造的な遊びと学びを促す「toio」対応タイトル

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toioは、カートリッジを交換することで、ゲーム・工作・学びなど様々な種類の遊びが楽しめます。
カートリッジが付属するtoio対応タイトルは、ソニーのオフィシャルタイトルだけでなく、多くのtoioパートナー企業より発売される予定です。

「toio」の発売に合わせ、レゴ®製品などを組み合わせて遊ぶ工作バトルゲーム、プログラミング発想を育むパズルなど5つの遊びが入った「トイオ・コレクション」ピタゴラスイッチなどを手がけたクリエイティブグループEUPHRATES[ユーフラテス]監修の紙とキューブで生物のような作品を作る「工作生物 ゲズンロイド」なども同時にリリースする予定とのこと。例えばレゴで作ったキャラクターをキューブに乗せて遊ぶということもできるというのです。

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▼「toio」の紹介動画

▼「工作生物 ゲズンロイド」紹介動画

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EUPHRATES[ユーフラテス]
さまざまな研究活動による発見を、映像やTV番組・書籍などへと展開させているクリエイティブ・グループ。近年の活動に、NHK Eテレ『ピタゴラスイッチ』『0655・2355』映像制作など。
今回のtoioオフィシャルタイトル「ゲズンロイド」には佐藤匡、山本晃士ロバートの2名が主に参加。まったく新しい「工作+おもちゃ」の開発を目指した。(出典:first-flight.sony.com)

さらに、株式会社バンダイ株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントをはじめとする各社がタイトルを企画・開発中ということなので期待せずに入られませんね。以降も、toio対応タイトルは順次拡充されていく予定です。

それに加えて、キャラクターフィギュアや工作物などのおもちゃがタイトルごとに用意されており、それらを組み合わせて遊ぶことも可能です。

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また、キューブに乗せるおもちゃの種類や形は、子どもたちの創意工夫によって自由に変えることができるため、それぞれのタイトルから出されるゲームや遊びのルールにとどまらない様々な遊び方を、友達や家族といっしょに楽しむことができるそうです。

▼レゴを使ったおもちゃ同士を対戦する遊び方
 

「こどもたちが新しい遊び方を自由に生み出せる」かどうかは、今後拡充される個々のソフトの作り方にも大きく依存するような気がしますが、同時発表の対応ソフトはそうした創意工夫を促進する内容になっているようです。

今後、タイトルを拡充することに加えて、キューブに乗せて遊ぶおもちゃの拡充も進んで行くということです。詳細が気になる方は、製品ページを要チェックですね!