「博報財団こども研究所」が、「博報財団こども研究所シンポジウム2017~地域まるごと学校だ!~」を開催することになりました。東京会場は8月21日で、京都会場は8月23日です。 この夏休み、お近くの人は足を運んで、地域と学校の関係について思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。
「博報財団こども研究所」は、子どもたちの「ことばの力」や「未来を生きる力」に関連する調査・研究・実践と、そこから発見された知見の発信・共有を行う財団。
このシンポジウムでは、「子どもの持つ潜在力への気づき方・引き出し方」、「自己肯定感の育成」や「地域と連携した教育の効果」についての調査結果、そして、子ども・保護者・教員への調査結果のデータなどを交えて、地域教育が子どもに対しどのような影響を及ぼすのかをテーマにした内容になっています。
「地域と学校が関わる学び」や「地域を動かす子どもの力」について考えを広げ深めるいい機会になりそうです。参加費は無料で、子育てに関心ある方なら、どなたでも参加OKだそう。
「地域と関わり学ぶ子ども」は自己肯定感が2割増加
日本の子どもたちは、米、英、独、仏など諸外国と比べて「自分自身に満足している」「将来への希望がある」の項目において、極めて低い評価をしていることが、内閣府の平成26年度版「子ども・若者白書」で確認されています。
一方で、「地域と関わり学ぶ子ども」は、「地域と関わりなく学ぶ子ども」に比べて、自己肯定感が約2割増加することが「博報財団こども研究所」の調査結果から確認されていて、地域と連携した教育の重要性が明らかになっています。
その結果、子どもたちの「潜在力」やその「発動プロセス」に関してさまざまな発見があったという。
今回開催されるシンポジウムでは、その学校の子どもたちが変化していく様子の映像を紹介し、その後参加者との対話型セッションを予定しているそう。
主催の、公益財団法人「博報児童教育振興会」って
「ことば」「文化」をテーマに、児童教育の実践者を顕彰する「博報賞」をはじめ、「児童教育実践についての研究助成」「国際日本研究フェローシップ」「世界のこども日本語ネットワーク推進」など、児童教育の支援に繋がる4つの事業を展開しています。
これまでの財団の取り組みをベースに、「こども」「ことば」「教育」に関連する調査・研究・実践を行い、そこで発見した知見を、日本の子どもたちや学校・教育関係者、保護者に発信していくことを目指して活動しています。
◉東京:8月21日(月)14時~17時30分(受付13:30)
ザ・グランドホール
◉京都:8月23日(水)14時~17時30分(受付13:30)
京都烏丸コンベンションホール
【プログラム】
14時~開会挨拶
14時15分~キーノート「地域と関わる学びから見る、子どもの“実態”と“実体”」嶋野道弘(元文教大学教授)
14時45分~ドキュメンタリー映像上映
15時35分~調査結果報告:博報財団こども研究所研究員、山下由修(静岡市立大里中学校校長・元静岡市立清水江尻小学校校長)
16時20分~参加者による対話
17時10分~総括
17時30分~閉会(終了後簡単な懇親会あり)
※プログラムは東京会場・京都会場共通
【開催概要】
主催:公益財団法人 博報児童教育振興会
参加費:無料
定員:東京会場/150名 京都会場/150名(要申込)
参加申込締切:8月14日(月)必着 ※定員になり次第締め切
8月14日(月)までに、ホームページ(http://kodomoken.com)の申し込みフォームから申し込み
問い合わせ:博報財団こども研究所
担当:武藤 Tel03・5570・5008
1・2歳児の自己肯定感の土台を育む 泣いて笑って育ちあう16人の物語 [ 芦澤清音 ] 価格:1944円(税込、送料無料) (2017/7/30時点)
子どもが先生が地域とともに元気になる人間関係学科の実践 人権教育・多文化共生教育をベースにした予防・開発的 [ 松原市立松原第七中学校区教育実践研究会 ] 価格:2592円(税込、送料無料) (2017/7/30時点)