親子の口移しやキスをしても大丈夫!?虫歯予防は日頃の歯磨きケアで!



最近の子育て、「口移しNG」「キスNG」「お箸共有NG」が主流⁉︎

「虫歯菌がうつるから子どもに口移しやお箸の共有はしない」という絡みの話を子育てをしていると周りの親からよく聞きますし、ネット上でも口移し NGの記事をよく見かけます。

先日子どもの歯医者に行った際も、口移しはもちろんNG、鍋のお箸のつつき合いもNG、話すときも子どもの前で唾が飛ばないように気をつけて、とまで言われてしまいました…。

でも、どうやら、今の世の中それが「常識」になっているらしいです。


虫歯にしないための「口移しNG」は歯医者さん視点

親の願いは、同じです。「子どもの将来に渡る幸せと健康な体を作ってあげたい」その願いのもと、日々子育てに励んでいると思います。

どんな親だって、みんな自分の子どもの歯を健康な虫歯のない歯にしたいと願っている。 だから、自分の子どもの歯を1つでも虫歯にさせたくないから、ネットで読んだ記事や、歯医者さんで言われた言葉を信じて、もう「口移しやめよう」「同じお箸を使うのはやめよう」ってなるんだと思います。

そりゃそうです。大切な我が子の歯を虫歯にさせるのは、結局「親の責任」、と言われますから。虫歯にさせてしまったら、親失格くらいの反省を強いられる世の中になっていませんか。



先日、我が子の虫歯で歯医者に行ったら、第一声、「何食べさせました?」と責められました。そして一言「口移しもダメですよ」と。 歯医者さんが言うのだから、それは正しいかもしれません。いや、確かに正しい情報だとは思います。

でも、それは「虫歯を防ぐため」歯医者さん視点「歯」に関する忠告であって、「子どもの育ち全体」からの視点ではないと思います。

歯医者さんがそのように答えると、みんな専門家に弱いので、「あ、 これは駄目なのだ」と思って子どもに言い聞かせるのです。(出典:「マッセ・市民セミナー」柴田愛子講演より)

虫歯になるリスク親子の自然なスキンシップ

そりゃあ、口移しせず、同じお箸を使わなければ、それだけ虫歯のリスクは減らせるかもしれません。でも、そのために、日々の自然な親子のスキンシップ・コミュニケーションがなんとなく減ってしまうこと、気を使わないといけないことに、自分は耐えられないと思いました。

虫歯になるリスクよりも、親子の自然なスキンシップの方が優先度が高いと思ったのです。 虫歯をつくらないために、毎日、食事の際気を使って、いちいちお箸を取り替えたり、各自お皿とフォークは絶対別々で、気軽に分け合うこともできないの?

「それ美味しそう!ちょっとちょうだい♫」「いいよ、あーん❤️」なんて言う、些細な食事のコミュニケーションだって楽しい親子の食事の時間を作る要素だと思います。 食事の時間以外でも、可愛くて可愛くて、子どものお顔ぜーんぶにチュッチュもしていたい。

自分の唾液が飛ぶのを恐れて、小声で話すとか、唾が付いたものは一個一個ティッシュで拭いて、子供に渡すとか・・・、そんな毎日、自分なら逆にストレスが溜まって、虫歯をつくらないことに必死になる代わりに、イライラを子どもに返してしまいそうな気がしてしまいます。

 

もちろん、口移しやお箸の共有、キスをしなくても、「ストレスなく」キスに代わるスキンシップ愛情表現が日々取れていると、自信を持って言えるのであれば、本当に素晴らしいと思いますが、最低、自分には、そんな完璧な子育てができないので、そこに優先順位をつけて何かを削っていくしかないのです。

その最たるものは愛情表現(スキンシップ)なので、それを少しでも犠牲にするわけにはいかないのです。

親子の口移しやキスは自然な愛の結びつき。精神発達上良いとされる

出典:ch.nicovideo.jp

親から子への口移しやキスは、古来からされてきたごく自然な愛情表現本能的な行動です。その「愛情表現」の本能を「虫歯菌を防ぐために」抑制する必要ってあるのでしょうか?




肌の接触はもちろん、唇の親との接触は「口唇期」と呼ばれる精神発達の上でとても大事な時期があるように、情操的な安定感と安心感を得るのに、とても重要な働きをするそうです。

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また自然なスキンシップの抑制によるストレスも、少なからず日々積もるものです。

子育てを楽しむ上で、少しでもそれがストレスになるとすれば、勿体無い事であり、虫歯のことなどあまり気にせず、子どもとの自然なスキンシップを楽しめたら、もっともっと親子関係を豊かに、子育てをのびのびと気軽で楽しいものにできるのではないかと、思ってしまうのは、私だけでしょうか。

人間に限らず、多くの動物のキスのような行為の起源として有力な説は、噛み砕いた食べ物を口移しで相手に与える行為だったのではないかと言われています。食べ物の口移しは鳥もチンパンジーも、そして多くの人間もやる行為です。動物が親から子、または交尾をする相手に口移しで食べ物を与えるのは、とても親密な行為です。(出典:ch.nicovideo.jp コタク・ジャパン・ブロマガ)

まだ便利な離乳食がなかった頃は、母乳から固形食に切りかえるために、母親は自分の口内で噛(か)み砕いた食べ物を乳児に口移しで食べさせていた。この行為は孤立した部族ではいまだに行われていて、唇(くちびる)の接触は母親から食べ物を与えられるという喜びの間に愛の結びつきもつくり出した。つまりキスされることは愛されることであり、キスすることはすなわち愛することであり、キスの起源はここにあるというのがモリス説だ。(出典:amor1029.exblog.jp「デズモンド・モリス説」)

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子どもは、人が食べているものはおいしそうに見え るものです。子どもは人の食べているものを欲しがります。でも、「虫歯菌が うつるから、これは駄目なのよ。虫歯菌が付かないようにこれをあげましょう ね」と言えば、もうそれはおいしそうには見えないと思いませんか。その歯医 者さんは「そのように厳密に考えてやることはないのではないですか」と言っ ておられました。私は、心や文化という、科学で解明されたものでは埋められないものがあると思っています。虫歯ができて何が悪い、治せばいいと思った りするわけです。(出典:masse.or.jp BY柴田愛子)

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あまり意識しすぎて子供とのスキンシップを避けてしまうと、愛情表現が乏しくなってしまったり子育てがやりにくくなったりして、ママのストレスになってしまうことも少なくありません。親と子のスキンシップは、子供の心の発育にもとても大切なことです。しかもママがストレスを抱えてしまっていては、子供にも良い影響はありません。子供のためにとやっているのに本末転倒な話になってしまいますよね。虫歯菌の感染予防に対しては、あまり神経質にならない程度に抑える事も重要です。(出典:maternity-march.jp)

子どもには口唇期と呼ばれる精神発展段階があり、どうしても口唇による接触が精神発達上必要な時があります。歯が生え始めた生後半年目くらいに必ず誰もが取る「なめまわし行動」はまさに口による心と脳の発達に欠かせないものなのです。 これが十分に行われないケースでは、感受性の未発達に陥ることが知られています(出典:http://blog.goo.ne.jp/mukhayuan/)

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口移しで食べ物を与える習慣は、動物学的にはごく当たり前の事です。ひょっとすると、情操的教育レベルでは精神発達上必要な事かもしれません。小児は口唇期と呼ばれる精神発展段階があり、どうしても口唇による接触が精神発達上必要な時があります。これが十分に行われないケースでは、欲求不満に陥ることが知られています。他の哺乳類や霊長類では、当然の事ですし、ヒト科においても例外ではないと思います。口移しにより、スキンシップも計ることもでき、愛情も深めることもできます。また、かわいい赤ちゃんなら、だれでも親なら口づけしたくなることでしょう。このようなスキンシップは親にも子供にも、ある程度必要です。(出典:「ほんだ歯科」honda.or.jp)

適度に菌を口に入れる事が、免疫力を高める

精神発達以外に、「身体発達」においても免疫力を高めるという意味で、親からの口移しやキスはいいとされています。



アレルギーや予防接種と同じ考え方で、日頃から少しづつ外からの様々な菌を体に取り入れることにより、より広い範囲の抵抗力がアップするそうです。 周りからの唾の接触を防ぎ、一切、口に菌を入れない状態にしておくと、抗体が育成されず、何か強い菌が入ってきたときに、抵抗できない体になってしまいます。

そういうい意味でも、日頃から適度に唾液の接触をすることは、体の免疫を高める上でとても重要であると考えられています。

研究によって、唾液の接触、つまりキスによって発生する微生物の交換により人体組織の様々な病気に対する抵抗力がアップすることがわかった。口腔内にはおびただしい数のバクテリアが存在しておりその80%は全ての人に等しく生息しているものだが、あとの20%は各個人で異なる。異なるバクテリアに接触することで組織の防御力が活発化し、抗体の生成が促される。(出典:p.sputniknews.com)

むし歯菌も歯周病菌も正常細菌叢を構成する常在菌です。その菌があるからといって悪いという考えはおかしいのです。むし歯菌や歯周病菌の活動が活発になっ て内因感染がおこらないようにすれば良いことで、菌そのものは除去できるものではありません。お花畑に全く雑草が育たない、田んぼにまったく虫がいないというのはきわめて異常なことです。そんな状況を作り出す必要は全くありません。(出典:「春日井 月見歯科」geocities.jp)

極々当たり前の手入れと生活習慣で、は安定し、常在菌は悪さをしないのです。異常なことをするから異常なことが起こるのです。現代人があまりにも常在菌を悪者にして除菌をおこなったため、様々な問題がでています。授乳時に乳首を消毒したり、除菌石鹸で体を洗いすぎたりしてフローラを破壊すると、悪玉菌が繁殖しやすくなったり、免疫系に異常をきたします。その結果が アトピー疾患であり花粉症であり原因不明のアレルギー疾患なのではないでしょうか?(出典:「春日井 月見歯科」geocities.jp)

 

赤ちゃんは両親の口移しやキス、周りにあるものを舐めたり口にいれたりしていろいろな菌を取り込んでいきます。取り込んだ菌は必要に応じて取捨選択されて、口腔内細菌叢が作られていきます。取捨選択された菌が口腔内のあらゆる場所に定着することを口腔内の常在細菌叢(じょうざいさいきんそう)といいます。この常在細菌叢は、外から侵入してくる危険な菌やウイルスが住みつくのを防いでくれています。赤ちゃんにとって、口移しで大人から細菌をもらって常在細菌叢を形成していくのは、非常に重要なことなのです。(出典:sejunn.net)

完全に防ぐことなど出来ない


これは、きっと、皆が頭ではわかっていることだと思います。完全に防ぐことはできないけど、できる限りのことはする、という具合なのではないでしょうか。

口移しや、お箸の共有をしなくても、くしゃみや大声などでも唾液は飛び散りますし、遊具やおもちゃなど、集団生活の場では、他人の唾液が接触する機会などいくらでもあります。防ぎようがないのです。この現実を受け入れることは、意外と簡単そうで、認めたくない人も多いのではないでしょうか。

でも、一度認めると、気が楽になると思いませんか? いくら、親が必死になって唾液の感染を防いだところで、限界があるんです。だから、そこまで頑張るのはやめましょうよ。子育ては、気楽に行くのが一番です♫(と思っています)

「むし歯菌は感染だから」という理由で『口うつししたり同じスプーンを使わないようにしましょう。』という歯科医師が多くいま す。動物が自分の子供に食べさせるために半分消化して与えるこれはきわめて自然なことです。一緒に生活していて口腔内の菌が移行させない、そんなことは子 供を無菌室に入れ接する時に頭の先からつま先まで防護服を着ないかぎり無理です。(出典:「春日井 月見歯科」geocities.jp)

 

この「口移し」ですが、昨今、菌やウイルスが感染するということで、してはいけない育児法のトップに上げられてしまうようになりました。唾液を介して、ピロリ菌や虫歯菌、歯周病菌が移ったり、胃がんになるなどと言われているようです。おや、これが本当なら、大変なことになりますね。まず、会話する時も唾がとばないようにマスクが必要になりますし、外部との接触も極力控えなくてはなりませんね。使ったスプーンや食器は、滅菌、殺菌し、消毒、消毒ということになってしまいます。(出典:http://blog.goo.ne.jp/mukhayuan/)

虫歯菌について言えば、キスや口移しをしないようにしても、ちょっとしたくしゃみや咳でも唾液は飛散しますので、それが赤ちゃんに付着することはじゅうぶんあり得ます。直接赤ちゃんに唾液がつかなくても、赤ちゃんはなんでも口の中に入れたがりますので、部屋に置いてある小物に唾液がついていたら、やはり感染のもとになります。さらに、赤ちゃんが大きくなり、社会生活を始めれば、何が起こるか、コントロールすることは困難です。保育園や幼稚園で、虫歯菌を持った子供の唾液が自分の子供の体につけば、それで一巻の終わり。それまでの努力は無駄に終わります。(出典:baby-benpi.com)

 

虫歯菌は、通常誰しも口の中に常にいる菌の一種です。どこから由来するのかは、はっきりとしたことはわかりません。たとえ口移しに、物を与えなくても感染する機会はいくらでもあります。親の目の届かないところで、他人の唾液に接触する機会はいくらでもあるからです。(出典:「ほんだ歯科」honda.or.jp)

虫歯菌が侵入しても、感染するとは限らない

これは、混同している人が多いかと思います。実際に、幼い頃、親から口移しを普通にやっていた人が全く虫歯になっていないケースはたくさんあるようです。

虫歯菌が口の中に移っても、感染するかどうかは、個人差が大きいのです。それは、普段から歯磨きケアをしているのとしていないのでは大きな差がありますし、生まれ持った「虫歯になりやすい」「にくい」の遺伝の差も大きく作用していルようです。

なので、大事なことは、虫歯菌を移す、移さない、ではなく、虫歯菌がきてもそれを跳ね返せるだけの口内環境を常に整えてあげているかどうかです。

私はかかりつけの歯医者さんに、虫歯菌は本当にいるのか聞きに行きまし た。確かに菌でうつるのだそうです。しかし、「インフルエンザではあるまい し、この箸で移したからここに虫歯が発生するなどというばかなことにはなら ない」と言っていました。(出典:「マッセ・市民セミナー」柴田愛子講演より)

 

勘違いされている方が多いのですが、「むし歯菌がお口に侵入・定着する」ことと「むし歯が発症する」ことは全く別の出来事です。(出典:「ニコ小児歯科医院」nikodent.jp)

「ミュータンス菌は、むし歯を引き起こす菌の代表的なものの1つ。むし歯菌を口の中に入れないことに気を使うママ・パパが多いですが、ミュータンス菌が口の中に入っても、すみつく条件が伴っていなければ、むし歯を起こす心配はありません。(出典:women.benesse.ne.jp)

 

仮に、口移しをして、虫歯菌が赤ちゃんの口腔内に進入したとしても、虫歯菌が子供の口の中で定着し増殖しない限りは虫歯菌の感染が成立しません。外部から進入してくる虫歯菌が定着できないような、子供さんの口腔衛生環境を子供が自立して自己管理ができる6才くらいまでの間は、親が歯科教育と並行して管理していくことが、とても大切になります。(出典:「ほんだ歯科」honda.or.jp)

虫歯は虫歯菌などの細菌や食事、唾液や歯などの条件が揃った時に発症するといわれています。そのため子供の口の中に親の虫歯菌が移ったとしてもすぐに感染するのではなく何度か虫歯菌が移った時にいくつかの条件が重なって虫歯菌が感染してさらにいくつかの条件が重なって虫歯になります。(出典:musibazero.com)

確かに口移しによって虫歯菌も移ることになってしまいますが、虫歯菌があるからといって虫歯になるわけではありません。虫歯は虫歯菌が活性化することにより、起こる病気です。口腔内が清潔に保たれ、虫歯菌が活性化しなければ虫歯にはならないのです。虫歯菌に対して慎重になるよりも、唾液により細菌を与えて常在細菌叢を作ってあげることのほうが子供の発育のためには重要なことです。(出典:sejunn.net)

大事なことは、親が虫歯にならない良い歯の状態であること

そして、「口移しOK」「キスOK」にする場合に、これは最も大事なことと言えると思うのですが、親の歯の状態が良好であることは前提だと思います。

もし、その時、親の歯の状況が虫歯だらけだったり、歯周病であったりしたら、口移しはNGです。明らかに、悪い菌を運んでしまうことがわかっている状況で、口移しは、さすがにダメです。

せめて、親の歯は、虫歯があれば全て治し、口の中の状態も常に良好にケアする必要があります。それは、責任としてやっておくべきだと思います。 そうすれば、お子さんとチュッチュだって、堂々とやれるじゃないですか!だって、虫歯ないんですもんってね。

母親が虫歯だらけで 口移しをしなかったとしてもマスクをしていても一緒に生活していればフローラは移行する 自分は良いから子供だけでも虫歯にならないようにするそんなことは不可能なのです お母様が虫歯だらけで子供だけ虫歯にならない 子供だけフローラが違う 常在菌の遺伝子が違う それはあり得ません。 残念ながら虫歯だらけの お母様のお子様は気をつけても虫歯だらけになるのです。(出典:「春日井 月見歯科」 アメブロ)

もっと大切な事は、乳幼児や子供さんの口腔衛生に気をつけると同時に、御両親の口腔衛生にも気をつけ子供の成長に伴い、しっかりとした口腔衛生教育と習慣を身につけさせていくことが大切です。親の口腔衛生レベルは、確実に子供さんは引き継ぎます。虫歯や、歯槽膿漏は遺伝すると考える人が多いですが、そうではなく、親の口腔衛生習慣や関心度が子供さんに伝えられていくと言うことです。 (出典:「ほんだ歯科」honda.or.jp)

 

結局は、親の口腔内の状態が問題になるわけです。親が、しっかりとした歯科的知識を身につけ、口腔内ケアーを行っていれば、口移しでも問題はないと思います。たとえ、口移しをしなかったとしても、虫歯菌の感染は避ける事はできないでしょう。(出典:「ほんだ歯科」honda.or.jp)

風邪の予防の際、はやっているときは人ごみに連れていかないようにするのと同じで、“むし歯がある人”の唾液が赤ちゃんの口に入らないようにするのは、意味があるよう。(出典:women.benesse.ne.jp)

 

虫歯や歯周病がある細菌のバランスが崩れた状態での口移しやキスは非常にリスキーなのでやめましょう。悪い口腔内環境を受け継いでしまうことになります。(出典:sejunn.net)

ピロリ菌の感染も気にしなくて大丈夫

虫歯以外に、口移しやキスで、胃がんの発生率に関わる「ピロリ菌」の感染を気にする声もありますが、こちらも、心配する必要なないようです。

キスが日々の生活習慣の中で当たり前になっている西洋諸国でのピロリ菌感染率は、日本より低いということがわかっています。

ピロリ菌が口から体内に入ってしまうということを考えると、夫婦や恋人間、親子間のキスなどでもピロリ菌にうつってしまうのではないかと心配する人がいますが、ピロリ菌はキスなどで簡単にうつるようなものではないと考えられています。なぜなら、日本でのピロリ菌の感染率が高いのに対し、キスの習慣のある西洋諸国でピロリ菌の感染率が低いからです。(出典:gan-info.com)

親が幼児に対してするキスでも、ピロリ菌が移る可能性は低いです。そのため、箸で鍋を共有する行為も同様に問題ありません。(出典:pirorikin.com)

歯磨きや正しい食生活で予防しよう

ここは、基本にしたいとことろですね。口移しやキスがどうこうという前に、まず、親の歯の健康、子どもの歯磨き習慣と日々のケアをしっかりしていれば、たとえ、口から虫歯菌が入ったとしても、感染を極力避けられるのですから。

風邪と一緒で、どんなに毎日予防でマスクをつけいたとしても、寝不足や食生活の乱れで抵抗力が落ちていれば、感染しやすくなります。 歯の健康も同じです。どんなに口移しやキスをしないと気にかけていたって、歯磨きの怠りや、甘いものを継続的に食べていたりしていたら、虫歯になりやすくなります。

逆を言うと、口移しやキスをしていても、しっかり歯磨きケアをしっかりして、食生活を整えていたら、虫歯になりにくくなります。 だから、日頃の歯磨きケアをきちんとしていれば、あとはそんなに気にすることなないということです。

結局のところ、むし歯は生活習慣によって引き起こされます。風邪の場合、ウイルスのない環境を作ろうとすることよりも、手洗いやうがいなどで予防するほうが得策ですね。むし歯の場合も、むし歯菌を口に入れないようにすることより、歯磨きや正しい食生活で予防するほうが効率が高いのです。(出典:women.benesse.ne.jp)