▶︎幼稚園|裸足でツリーハウス♪シュタイナー系園舎の「東江幼稚園」(東京)

美しすぎる園舎のあるお寺の付属幼稚園

出典:toko-youchien.jp

東京都葛飾区の都立水元公園そばにある「東江(とうこう)幼稚園」は、東江寺の敷地内にある私立幼稚園。

駆け回れるほどの広い園庭と、シュタイナー教育が意識された設計の園舎があり、園児は日々、泥んこになって遊んでいます。

縦割りクラス編成の中で遊び、良い身体を育てることを教育方針に据えており、園児は裸足にタタミ草履で身体づくりをしながら外遊びを楽しんでいます。



シュタイナー教育が意識された設計の園舎

出典:mujde.exblog.jp

木でつくられたとんがり屋根が特徴的な園舎は、「シュタイナー教育」の影響を受けた建物で、設計者はあけぼのこどもの森公園ムーミン屋敷を設計した建築家「村山雄一」氏なのだから、納得の美しさですね。

クラス室も、それぞれに木の柔らかさが生かされた設計デザインで、置いてあるおもちゃも、もちろん木製。

親たちのボランティアで運営の「おにぎり図書館」

出典:ameblo.jp/musicbox6

幼稚園の園舎の2階には、園児の母親たちのボランティアにより運営されている「おにぎり図書館」があります。

壁が全て本棚になっていて、その周りを子どもサイズの木のベンチが囲む設計になっています。

そこでゆったりと、絵本が読み放題になっています。 絵本、小学生向けの本、大人用の本があり、内容は子育て、環境、人生、仏教、マンガ、等々いろんなジャンルの本が用意されています。

出典:toko-youchien.jp

異年齢が混じり合う「縦割り保育」

東江幼稚園では、子ども達に、人としっかり関わる力をつけてもらいたいという思いから、「縦割り保育」を行っています。

全部で4クラス130名の園児で、1クラス32人程度。(各クラスに年少児10人、年中児10人、年長児10人程度)

ただ、基本は縦割りクラスだけども、絵の具や調理の時間などは年齢ごとに少人数で取組むなど、内容によって柔軟な対応が取られているそう。

子どもは模倣の天才です。すこし大きい子の真似をすることで、自然に学んでいくことがたくさんあります。同じくらいの力を持った友だち同士で思いきりぶつかりあう手ごたえや、共感する喜びもありますし、自分より小さい子に接するという機会は、思いやりの心を育てる経験となります。異年齢・たてわり保育は、同年齢だけだと固定的になりがちな役割を幅広く広げてくれます。(出典:toko-youchien.jp)

園庭を裸足、または、タタミ草履で走り回る

出典:toko-youchien.jp

ここの園児たちは、みんな、裸足か、ミサトっ子草履をはいて、園庭を走り回るという、「裸足教育」をしています。

春から夏は園庭ではだしのことも多く、たたみぞうりも用い、足の裏の感覚や足の指の発達を促しています。手足は運動器官であると同時に、外界のあらゆるものを感じとる感覚器官でもあるからです。素足は、水や砂や泥のピチャピチャ、サラサラ、ドロドロを微妙に感じとり、その中で子どもたちの感覚は育ち、情緒も安定してきます。(出典:toko-youchien.jp)

井戸のポンプで水遊び、泥んこ、木登りし放題♪

出典:toko-youchien.jp

芝生で走り回ったり、泥んこプールや、泥んこの山や、ツリーハウスの遊具で遊んだり、毎日園庭で大はしゃぎできる空間があります。

園庭は、子どもにとってちょうどいいと思われる程度の起伏に富んでいて、奥には飼育されている鶏たちがいたり、金魚の池があったりして、生き物と触れ合う機会もあります。

月に2度、オイリュトミーをしたり、にじみ絵

出典:ほいくらいふ

シュタイナーを一部取り入れていて、月に2度「オイリュトミー」や「にじみ絵」をしたりする機会を設けているそうです。

パイプやロープで登って遊べる「ツリーハウス」も

出典:地域おこし協力隊

大きなケヤキの中程に、高さ7メートルほどの空中に造られたツリーハウスは、パイプやロープで登って遊べる遊具。

手作りのクライミングで登ったり降りたり

出典:toko-youchien.jp

そこかしこに、子どもが体を精一杯使って遊べる仕掛けがあふれています。遊具は手作りのものばかりで、子ども達にはワクワクドキドキの冒険心が掻き立てられそうです。

徒歩通園が基本条件

徒歩通園(もしくは自転車通園)が基本となっています。