子どものスマホ依存に警告⁉︎「VERY」とコラボ時間限定スマホ発売

DVDレンタルのTSUTAYAを展開するグループなどが運営する格安スマホの「トーンモバイル」から、午後10時から午前6時の間は自動的に使えなくなる新型格安スマホ「TONE m17」が来月8月1日に販売されることになると発表されました。(販売価格は3万7692円の予定)

出典:japan.cnet.com

出典:tone.ne.jp

この端末は、主に小学生が対象とされ、連絡用としてスマホを持たせたいけど、スマホ依存などを心配する保護者の不安を解消する目的で、「VERY」とのコラボで誕生しました。 生まれた時からスマホが身近にある環境で育った“スマホネイティブ”世代の子どもと、その親が安心して使える「親が子どもに持たせたい」スマホを追求した上での、第一弾となるそう。

子どもが本来寝るべき時間は使えない

この端末の特徴として、本来小学生の子どもなら成長発達のために寝るべき時間帯のスマホ使用を防ぐため、12歳以下の子どもは午後10時から午前6時までの間、利用できなくなる仕組みになっています。

出典:news.mynavi.jp

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指定した場所でスマホを使えなくする機能も

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また、GPSを活用して、子どもが学校など事前に指定した場所に入ると、使えなくなるようにもなっています。これは「ジオロック」という新端末に初めて搭載されるサービスで、指定の場所に入ると端末にロックがかかる仕組み。

トーンモバイルではこれまで、指定した場所に入ると親のスマホに通知が届く「ジオフェンス」機能があり、いままでは通知のみだったのが、場所を指定しておけば「スマホを使うべきではない場所」での利用を制限できるということです。

もちろん、緊急連絡先への発信や見守り機能自体はロックされないので、ジオロックをしている最中でも緊急時の対応は取れるので安心して使えそうです。(この機能をオフにすることや、親の判断で適宜ロックを外すことも可能)

まずは「親子の約束」で話し合って決めよう

利用できるアプリとその利用時間を個別に決めることができる「親子の約束」機能というのもあります。設定の仕方は非常にシンプルで、紙の用紙に記入した後に、端末でその用紙を撮影するだけ。約束事が端末の設定として自動的に反映されるようになる画期的な機能です。

機能として制限できるのは、親としては手っ取り早く便利な機能かもしれませんが、まずは子どもと使いかたを話し合い、何故に制限をかける必要があるのかを、十分に理解してもらった上で、機能制限をかけてあげたいものです。子どもの理解が先にあることが、その後スムーズに使用していくためのキーポイントになるかもしれませんね。

子どもの帰宅を「シール」でお知らせ

子どもが家に帰宅したことを親のスマホに通知したり、特定の連絡先を呼び出したりが、スマホをシールにかざすことで簡単にできちゃう「お知らせシール」というサービスも提供されます。

子どもの周囲の画像を見れるサービスも

スマホを子どものかばんなどに取りつけて周囲の状況を撮影し、親がその画像をいつでも確認できるというサービスも登場しています。

行動サマリーレポート

子供の移動経路、歩数・活動量、アプリ利用時間やインターネットの閲覧履歴・利用時間などをAIが集約し、1日の行動をレポートにまとめるサービス「行動サマリーレポート」も提供しています。

「VERY」とコラボ

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出典:tone.ne.jp

今回、トーンモバイルは30代を中心とした子育て世代のママたちのバイブルとして絶大な人気を誇る女性誌「VERY」とコラボし、今回はVERY側から要望のあった特に親目線の機能を追加したとのこと。 今回の新機能「中学生になるまで夜10時から朝6時まで、一部の機能を除き基本機能をロックする」サービスは、「TONE×VERY宣言」と呼ばれてるそう。

今尾氏は「VERYの読者調査では、子供がスマホに依存してしまうことを心配する母親が多いことが分かった。夜、リビングに置いてある子供のスマホが鳴り続ける、そんな日常が母親を不安にさせている。そこで、夜間と早朝は使えなくなるスマホを開発できないか、石田さんにお願いした」と秘話を明かす。これに対して、石田氏は「制限をかけるということは、できることを増やし続けてきたこれまでの開発ポリシーと真逆の発想。我々としても良い勉強になりました」と笑った。(出典:tone.ne.jp)

小学生のスマホ利用は5年間で2倍

スマホを持つ小学生や中学生の割合は年々、増え続けています。 内閣府の調査によると、小学生でスマホを持つ割合は昨年度は50.4%全体の半分以上。これは平成23年度の20.3%から5年間で2倍以上に増えているということです。中学生も昨年度は62.5%で、平成23年度の47.8%から毎年上昇を続けています。

また、無料通信アプリのLINEや、ツイッターなどのSNSを通じて、犯罪に巻き込まれる被害も年々増えているうえ、SNS上での深刻ないじめや、返信が遅いことを理由としたトラブルも、あとを絶ちません。さらに、ネットの閲覧やゲームに熱中しすぎる「スマホ依存症」の子どもの増加も指摘されていて、昨今対策が求められています。

時代の流れのままに、周りが使っているから自分の子も持たせないとついていけなくなるから・・・という止むを得ず、不安の中持たせてしまっている親も少ならからずいる中、スマホ業界でこう行った動きがで始めるのは、いい傾向ですよね。

親子間での信頼関係を築けていることを前提に

のびのび子育てをしたいと思っている親にとっては、子どもがスマホを持つことに抵抗感を感じてる親は少なくないと思います。でも、この問題は、子育ての問題というよりも、もはや社会問題に発展しています。自分の子育ての価値観だけでは、どうにもならない歯がゆさも多く感じてるのではないでしょうか。

子どもにできるだけ持たせたくないけど、周りの大多数が持っている中、自分だけ持っていない状況を作ってしまうことは、子どもの人間関係を逆に歪めてしまうのでは?孤立させてしまうのでは?と葛藤し、不安の中、仕方なく持たせてしまうという親は多いはず。

今回のように、機能で子どもの行動の制限をかけることは、大人にとっては一番簡単で便利な機能ですが、絶対に忘れてはいけないのが、子どもたちの気持ちや理解だと思います。使用前には、きちんと親子で話し合い、親子間での信頼関係を築いていくことが前提になると思います。そうでなければ、こういった便利な機能を使ったところで、子どもたちは親の管理の隙間を潜る術を知っています。そうなってしまえば、本末転倒です。それを心得た上で、こういったサービスを利用するのは、一つの子育ての中のアイデアかなと思います。

ネットでも賛否両論の声、あなたはどう思う?

是非参考にして、今後の子どものスマホ利用をどう捉えていくか考えみてはいかがでしょうか。

今回のサービスに関しても、賛否両論が繰り広げられそうです。あとは、親であるパパママがどう考えていくかですね。これを機に、子どもと一緒に話し合って決めていくのも、いいアイデアですよね!

▼NHKニュース(2017/7/25放送)

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